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労働基準監督署等が自動車運転者を使用する事業場に対して行った令和5年の監督指導、送検等の状況が公表されました。

執筆者の写真: 今鶴 孝今鶴 孝
労働基準監督署等が自動車運転者を使用する事業場に対して行った令和5年の監督指導、送検等の状況が公表されました。

7/30、労働基準監督署等が令和5年にトラック、バス、タクシーなどの自動車運転者を使用する事業場に対して行った監督指導(立入調査)や送検等の状況について公表しました。


◆労働基準監督署等が自動車運転者を使用する事業場に対して行った令和5年の監督指導、送検等の状況を公表します


n=3,711

労働基準関係法令違反が認められたのは、3,049事業場

改善基準告示違反が認められたのは、1,999事業場

主な労働基準関係法令違反事項は、

 ①労働時間(46.9%)

 ②割増賃金の支払(21.2%)

 ③労働時間の状況の把握(8.0%) でした。

主な改善基準告示違反事項は、

 ①最大拘束時間(39.2%)

 ②総拘束時間(30.7%)

 ③休息期間(28.1%)

重大・悪質な労働基準関係法令違反により送検したのは 54件 でした。


厚生労働省では、引き続き、自動車運転者を使用する事業場に対し、労働基準関係法令などの周知・啓発に努めるとともに、法令違反の疑いがある事業場に対しては監督指導を実施し、自動車運転者の適正な労働条件の確保に取り組む、としています。

また、度重なる指導にもかかわらず法令違反を是正しないなど重大・悪質な事案に対しては、送検を行うなど厳正に対応していく、としています。


違反件数等がトラックは微減なのに対し、バス・タクシーは微増なのが気になります。


 

弊所は主に、建設業、トラック運送業、介護福祉事業、IT事業等の社会基盤となる事業の人事労務支援を行っている社会保険労務士事務所です。

業務遂行には様々なツールを使って生産性の向上に努めていますが、電子申請・DX・AIと、経営環境の変化をお感じの企業様もどうぞお気軽にご相談ください。


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