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連合が「2024春季生活闘争(2024春闘)まとめ」を公表しました。

執筆者の写真: 今鶴 孝今鶴 孝
連合が「2024春季生活闘争(2024春闘)まとめ」を公表しました。

連合(日本労働組合総連合会)が、7/19に「2024春季生活闘争まとめ」を公表しました。


◆2024春季生活闘争まとめ:連合


2024春闘は、物価高騰や人手不足といった厳しい経済状況下で行われましたが、連合が掲げた賃上げ目標を大きく上回る成果を上げています。


連合は、主な成果として、

・賃上げ率の向上:1991年以来となる5%台という高い賃上げ率が実現し、デフレマインドからの脱却に向けた大きな一歩となった。

・労使間の意識改革:物価高騰による家計への影響や人手不足問題など、労働者と企業が共通の課題を抱えていることを認識し、双方で賃上げの重要性を共有できた。

中小企業への支援:大企業だけでなく、中小企業への賃上げ支援も進んだ。


としている一方で、今後の課題として

賃上げの持続性:一過性の賃上げではなく、持続的な賃上げを実現するための仕組みづくりが求められている。

格差の是正: 正社員と非正規社員、大企業と中小企業の間の賃金格差を是正するための取り組みが重要である。

生産性向上: 賃上げを伴う生産性向上を実現し、企業の持続的な成長につなげることが必要である。


を指摘しています。

今年の春闘は、日本の経済社会のステージの転換という大きな一歩になったことを感じましたが、持続的な賃上げと格差の是正という今後の課題に向けて、労使、行政が一体となって取り組んでいくことが求められていると思います。


 

弊所は主に、建設業、トラック運送業、介護福祉事業、IT事業等の社会基盤となる事業の人事労務支援を行っている社会保険労務士事務所です。

業務遂行には様々なツールを使って生産性の向上に努めていますが、電子申請・DX・AIと、経営環境の変化をお感じの企業様もどうぞお気軽にご相談ください。


今鶴実践社労士事務所

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